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Tanabata2010 20th Anniversary

【by kaji and ◆ばんます】

2010年7月10日(土)ディキシー・クイーンズTanabata2010ライブの本番でした。
全景

例によって打ち上げは2次会まで盛り上がり、ホテル泊して翌日帰宅。
ひと山越えて、なんだか疲れたなぁ。
続き
参議院選挙は期日前投票を済ませてあったのを良いことに、帰宅後は家で何もせずにぐったりしていました。
ワールドカップサッカー月間も、終わっちゃいましたね。
さあ、レポート書かなくちゃ。

本番前日、ばんますから送られた事前連絡のメールは、以下の通り。
続きここから
件名:【DQ】Tanabata 2010当日スケジュール送付

小澤です

明日のスケジュール諸々 連絡します。
阿部さん>GOFから1BOX借りました。
 運転をお願いします。

12:00 集合・練習
15:00 練習終了楽器積み込み
15:30 移動開始
16:00 開場の準備でき次第
   会場セッティング
16:30 リハ開始
17:00 ゲストとのリハ
17:30 リハ終わり開場
18:00 一部開始
18:45 一部終了
17:15 二部開始
20:00 二部終了
21:00 片付け完了打上一次会

服装
黒スラックス、白Yシャツ長袖、黒蝶ネクタイ、
黒靴下、黒靴、サスペンダー、カンカン帽

カトウジンさん、武藤さん
カンカン帽、黒蝶ネクタイはこちらで準備します。

以上
続きここまで

事前連絡メールの宛先には、レギュラーメンバー以外の、カトウジンさん、武藤さんも入っています。
今年のTanabata2010ライブは、ディキシー・クイーンズ結成20周年記念ライブということで、ここ何年か続いたような外部からのゲストではなく、歴代の在籍メンバをゲストに呼んでのライブを企画しました。
◆チラシのデザインも大幅変更し、そのデザインを使って食事メニュー・曲名の入ったリーフレットも作成しお客様に配りました。
チラシリーフレット

日時:2010年7月10日(土)
   開場17:30 開演18:00
会場:イタリアンレストラン グラツィエ高崎店
   高崎市双葉町1-10 (TEL: 027-321-5592)
チケット:3500円(食事付き)全席指定の予約制
   ※お子様連れOK(お子様用料理の料金設定あり)
(全額、イタリアンフルコースディナーの料金です。ミュージックチャージではありません。)
出演:
 秋山 学(Cl)、小澤 さゆり(Cl,Pf)、小澤 正仁(Ts)
 阿部 哲也(Tp)、加治 雅也(Tb,Vo) 、伊崎 修(Bj)
 大島 庸平(el-b)、カトウジン(Drs)
 ゲスト:武藤 知之(el-b)、加藤純子(Pf) 、等


ライブ告知に書いた出演者は上記の通りですが、他にも出てくれた人がいます。
安達淳(Vo)、小澤高仁(As)、小澤咲耶花(Bs)

安達さんは、福井から出てきてくれました。
ゲストの人たちを交えたリハも予定通り進行し、18時の第一部開始まではオンスケジュール。


<第一部>
0. Bourbon Street Parade(入場行進)
Bourbonで入場Bourbonで入場Bourbonで入場

Intro4→Rif Tp32→Rif Tb32→歌32→Jam32(B♭)→4+10
という構成。
カトウジンさんはウォッシュボードで行進してドラムセットに着席して演奏、
大島君は手ぶらで行進してベースの立ち位置に行ったらベースを持って演奏、
さゆりちゃんはクラで行進してピアノに着席、
という段取り。
昼の練習の時には、会場で歩いてみてリハをやろうね、と言っていたのですが、やり忘れてぶっつけ本番。
ステージの立ち位置にみんなが揃うまで、3コーラスかかりましたが、事故には至りませんでした。


1. 大きな古時計
中川楽譜どおりの構成です。
バンド誕生のきっかけとなった1枚のレコード「大きな古時計/中川喜弘」をバンマスが持参し、LPレコードのジャケットを見せながらの曲紹介でした。
レコード紹介
LPジャケットの裏には、演奏者の写真が載っていますが、みんな若いねぇ。別人みたい。
レコード紹介
◆MCの最中にハウリング(キーン)が起きてしまいました。#リハの時に大丈夫だったのに(/_;)
◆しかたなく、次の演奏中に若干ボリュームを下げました。#音響さんが居ないのはつらいです。
2. You Are My Sunshine
中川楽譜どおりの前に、ダッチスウィングのバージョンから取ってきたイントロ+ワンコーラスを付ける、DQオリジナルバージョンです。
このイントロ+ワンコーラスが、音が低くて苦手なんですよね。
いつもは毛利さんがいるから適当に吹いていたのですが、一人だと荷が重い。
後で録音を聴きたくない演奏です。

3. At The Jazz Band Ball
中川楽譜どおりの構成。
最近、DQでは、あまり演奏していなかった曲です。
練習の時に阿部ちゃんと、前後の曲とテンポの変化を付けるために高速でやろうよ、といっていた曲ですが、それほど速くは演奏しませんでした。

4. 明日があるさ(高仁君、咲耶花ちゃん参加)

慰問演奏の時に今でも使っているミュージックエイトのビッグバンド譜です。
演奏者の出入りの間、バンマス小澤さんがMCで時間をつなぎます。
3人の子供たちを加えた小澤家の4人がステージに上がり、演奏は無事うまくいきました。

5. いい日旅立ち(武藤さんエレベ)


中川喜弘&デキシーDixのアルバム、「From The Gradle To The Grave」
に収録されている曲を、武藤さんが採譜した曲です。
リハの時には、武藤さんのベースソロの音が小さい、といった指摘もありましたが、本番ではうまくいったかな。

6. El Condor Pasa(武藤さんエレベ)

これも同じアルバム、「From The Gradle To The Grave」
に収録されている曲を、武藤さんが採譜した曲です。
バンジョーの伊崎さんをフィーチャー。
最初と最後だけ、ギターで秋山さんが入ります。

合宿の時には伊崎さん、この曲を練習しすぎてピックを持つ右手がおかしくなった。
途中、伊崎さんのソロが続くところで秋山さんのクラが演奏を始めるチョットした事故も有りましたが、練習の甲斐あって、伊崎さんの演奏はバッチリ。


7. Finlandia
シベリウス作曲、秋山さん編曲の、クラシック曲。
イントロに賛美歌を和音で演奏するバージョンです。
クラシック曲をジャズで演奏するのは、ディキシー・クイーンズの特徴の一つです。
20周年記念ライブだから、クラシック曲もやらなくちゃね、
ということでバンマスが最初に選曲したのはチャイコフスキーの「花のワルツ」。
しかし、編曲者の秋山さんによると、ゲストに来てくれる加藤純子さんがクラシック曲のジャズアレンジを嫌うらしく、特に「花のワルツ」は原曲とキーが半音違いだし、気持ち悪がるから絶対にダメ、とのこと。
で、加藤純子さんも何とか許してくれるだろうと、この曲に落ち着きました。
私は、秋山さん編曲のレパートリーの中では、この曲が一番好きです。
アレンジも秀逸だと思います。


8. Heigh-Ho(安達さんvo)
久しぶりに、安達さんとの共演が実現しました。

メンバー一同、たいへん喜ばしい。
観客で来てくれた、ブラバン関係等の安達さんを知る人たちも、安達さんの元気な姿に安心したことでしょう。
来年は、ぜひ安達さんのチューバと共演したいものです。

9. Stars And Stripes Forever(武藤さんエレベ)
ダッチスウィング・カレッジバンドの音源から、武藤さんが採譜した曲です。
スウィング/マーチとリズムが切り替わるし、難曲です。
カトウジンさんのドラムスが入って、軽快なテンポがキープされ、うまくいった方だと思います。


第一部終了は、19時。
途中、MCでつないだ時間が長かったこともありますが、15分押しです。
休憩時間には、お楽しみ抽選会の企画も。
ブラバンの中澤さんが司会でつないでくれ、その間に我々は控え室で生ビールのガソリンを注入しました。
30分休憩の予定を、20分に短縮して、19時20分から第二部の演奏を開始しました。


<第二部>
1. Bei Mir Bist Du Schon
当初予定(皆さんに配布したプログラムにも記載)の曲順とは変更し、1曲目と2曲目を入れ替えました。
阿部ちゃんのトランペットフィーチャーですが、阿部ちゃんが元気なうちに、ということで。
元は、ダッチスウィングの音源で、ドラムスとの掛け合いもあり、難曲です。
カトウジンさんとの当日リハで、2回で仕上がりました。
休憩時間に、カトウジンさんは音源を聴いて、さらに本番に備えた予習をしていたようでした。
阿部ちゃんも最後まで吹ききり、成功だったと思います。

しかし、阿部ちゃんは精根尽き果てたか、以降の曲ではリードのメロディをサボってくれちゃう部分が有ったりして。

2. Limehouse Blues
毛利さんが複数のアルバムから採譜して譜面を起こした曲です。
メインの構成は、「宮崎忠一/Mr.Banjo」のアルバムから。
Verseの部分は、2トロンボーンのアンサンブルで、
「The World's Greatest Jazz Band at Manchester's Free Trade Hall, 1971」からの採譜です。
また、毛利さんのトロンボーンソロは、前述の「From The Gradle To The Grave」から、中川英二郎のソロを採譜したものです。
だから、これも難曲。
毛利さんが欠場になってしまったので、バンマス小澤さんが毛利さんのパートを演奏しました。
カトウジンさんのドラムスが入ってくれたおかげで、事前にドラムス抜きで練習していた時よりも、音源と同じ高速での演奏となりましたが、小澤さんのソロもバッチリでした。
私は、ソロの前半をプランジャーで吹いた後、プランジャーを後方に投げ捨て、ソロの後半はオープンで吹きました。
このパフォーマンスも、客席の一部には受けたようでした。

3. The Sheik Of Araby(加藤純子さんPf、安達さんvo)
この曲も安達さんの持ち歌なので、歌ってもらいました。
安達さんの歌のバックに、「with no pants on」のBand Shoutを入れて、安達さんの後ろで踊る演出も。
日本語では、子供たちの前では歌えない曲ですが、いいのかな?っていう意味の歌詞です。
ピアノの加藤純子さんは、この曲のソロを青木研さんに指導してもらったそうです。
すばらしいピアノソロでした。

4. Do You Know What It Means To Miss New Orleans(加藤純子さんPf)
この曲は、春の新宿でも演奏したHal LeonardのDixieland Combo Pakの譜面ですが、今回は加藤純子さんのピアノソロが入りました。
この日の選曲の中では、数少ないスローテンポの曲です。

5. Ice Cream
kajiのボーカルが入りました。
5月の銅羅ライブや春の新宿の時には、ダッチスウィングの音源から聞き取った歌詞で歌ったのですが、
ペプシコーラ・コカコーラという言葉が歌詞に出てこないと寂しい、とメンバーみんな思っていたようで。
メンバーで歌詞の研究を行い、サルサパリラ(ソーダ)、ペプシコーラ、コカコーラが出てくる歌詞にしました。
聴きに来てくれたかみさんが、ボーカル用のマイクが声を拾っていないようで、歌があまり聞こえなかった、と言ってました。
リハの時には聞こえるように調整したんだけどなぁ。
◆MCをした時にボリュームを下げた影響が出てしまいました。
◆次回マイク音量は個別に設定しようっと。

6. Midnight In Moscow
今年の新曲で、春の新宿でも演奏した曲です。
春の新宿の時には、音源よりもゆっくり目に演奏したのですが、この日は音源どおりのテンポで演奏しました。

7. After You've Gone
この曲もkajiのボーカル入り。
歌いながら、声が出ていないなぁ、と思った。
第二部の後半になると、だいぶ疲れてきていたようです。
トロンボーンの演奏部分だけでなく、歌もいつもどおりに歌えなかった感じがします。
後で考えると、かみさんが指摘してくれた通り、マイクやPAが原因の部分もチョットは有ったかと思いますが。

8. りんごの木の下で
日本語の歌詞で、kajiの歌入り。
チケットの裏面に歌詞を印刷してあり、会場の人たちにも一緒に歌ってもらおう、という曲です。
「真紅に燃ゆる思い」という部分が有るのですが、バンマスが用意した楽譜に書いてある歌詞は、
「まっかにもゆるおもい」となっています。
ディキシー・クイーンズでこの歌を知った私は、そのように覚えていました。

今回、事前にYoutubeで複数の音源を聴いたところ、みんな、
「しんくにもゆるおもい」と歌っているんだよね。
そこで私は今回、「しんくに」と歌いました。
バンドメンバーは、「まっかに」と歌っていたようです。
◆これは、吉田日出子さんの音源では「まっかにもゆるおもい」と歌っていたためです。
◆みんなでこの音源を聞いて何回も演奏しているため、自然に「まっかにもゆるおもい」と歌うのだと思います。
◆この音源は正規(課金して)にダウンロードしたものです。
◆当時Youtubeがなかったので、色々な音源を聞けなかったこともあり、「まっか」が本物とおもって歌っていました。

曲構成を書いた仕込み表では、エンディングは4+10の予定でしたが、みんな4+8で終わっちゃって、私だけ最後の2小節を吹いていました。
この曲は良いよね、といって当日リハでの確認をしなかったのが敗因か。

9. High Society
毎回、最後に演奏する曲です。
◆MCが終わった後、間髪入れずカトウジンさんのDrs Solo。
◆さすがです。Drs Soloはお約束には無かったのですが、
◆カトウジンさんの合図がわかりやすく、全員迷うことなく入れました。
全員でソロ回しをしながらの、メンバー紹介を行います。

ありがたいことに、アンコールをいただきました。
アンコール曲を準備してあるって、みんな知っていたでしょうから。
当初は、「Shine」も用意していたのですが、演奏時間がだいぶ長くなったこともあり、1曲カット。

enc. 聖者の行進
加藤純子さん(Pf)、武藤さん(ピアニカ)、安達さん(Vo)にも入ってもらい、全員がソロ回しをする、というエンディングとなりました。


終了、20時20分。
第二部も、1時間かかりました。
例年に比べて長かったね。
メインディッシュの肉料理が、第二部の開始時には出ちゃっている勢いだったので、お店がピザを10枚、サービスしてくれ、デザートまでの時間をつないでくれました。
そのピザも食べ終わって、アイスクリームが出されたところで演奏した曲が「Ice Cream」とは、計ったようなタイミングでした。
◆最後に全員で記念撮影。#カメラマンの中澤さんも入って

急いで片づけを行い、打ち上げ一次会は例年どおりグラツイェにて。

加藤純子さん一家(ご主人と娘さん)も参加してくれました。
急遽来られなくなったお客さま二人分の食事も打ち上げで食し、お客さまたちと同じものを食べることができました。
昨年は、22時で打ち上げを切り上げてくれ、というお店の要求が有ったのですが、今年はお店側からの制約は無かったようで。
また、スタッフが変わったのかな?
一次会で切り上げて最終の新幹線で帰るカトウジンさんを見送った後、22時半過ぎにお開きとなりました。
加藤純子さん一家を見送り、楽器を部室に撤収して23時。

いつも二次会で使うフリークストーリーに繰り出したのは、以下のメンバー。
バンマス小澤さん、さゆりちゃん、安達さん、武藤さん、大島君、秋山さん、伊崎さん、kajiの8人。

伊崎さんは、一次会終了後にアパホテルにチェックインしており、お疲れで寝てしまったか。
秋山さんが電話したら起きて、後からの参加でした。

安達さん、武藤さん、kajiの3人は、昼間のうちにアーバンホテルにチェックイン済み。
いつも使っていた東横インの、シンデレラリバティプランが今年の3月末で終了になったので、このようなことになりました。
打ち上げ二次会は、フリークストーリーのマスターに、「そろそろ・・・」と促される2時まで続きました。