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新宿トラッドジャズフェスティバル第二日目

【by kaji】
2009年11月15日(日)新宿トラッドジャズフェスティバルの二日目でした。
一日目は少し雨が降ったりと今ひとつの天気でしたが、二日目は快晴で気温も上がり、お祭り広場での屋外演奏にも最適の天気となりました。
一日目の日記は、↓
http://cgi.geocities.jp/dixie_queens/cgi-bin/diarypro/diary.cgi?no=29

二日目の私の出番は、一日目と同じ2バンド。
デキシーQ’s(群馬) 14:00~14:40 @BAR COYOTE
佐藤政朗サッチモーズ 15:50~16:30 @ELSA
です。


デキシーQ’s(群馬)の二日目は、前日とはリズムセクションが2人交代。
秋山 学(Cl)、小澤 さゆり(Pf,Cl)、小澤 正仁(Ts)
阿部 哲也(Tp)、毛利 誠二(Tb)、加治 雅也(Tb,Vo)
伊崎 修(Bjo)、大島 庸平(Bass)、カトウジン(Drs:賛助)
ベースは、正メンバーの大島君が二日目だけの参戦。
ドラムスには、カトウジンさんに応援を頼みました。
OKIグループ内で、「ドラムスをやっている人いますか?」と社内snsで問いかけたら、応えてくれたのがご縁です。
デキシーは初めてだそうですが、↓あちこちのライブで活動しています。
http://www.geocities.jp/moonymoonman/hello/

当日のリハで合わせるだけで本番ということで、事前に音源と譜面を送って準備しておいてもらいました。
リハは、前日と同じ新宿5丁目のスタジオ「SOUND nil」にて、10時から。
http://www.e-st.co.jp/soundnil/index.htm

リハで合わせて、いやぁビックリ。
カトウジンさん、とてもデキシーの演奏が初めてだとは思えません。
我々フロント陣がドラムスに期待している、リズムとテンポのキープが、とてもしっかりしているからでしょう。
一緒にやっていて、とても演奏しやすいドラムスでした。
最初にカウントで出したテンポが、曲の最後まできちんとキープされるなんて、プロならば当たり前かもしれませんが、すごいことです。
アマチュアだと、フロントのソロが走ったら、付いて行っちゃいそうなもんですけどね。
テンポを半分に落とすような仕掛けのある曲(Just A Closer Walk With Thee)では、それまでのデキシーQ’sでは、一度演奏を止めてから合図でリスタートするような演奏の仕方をしていましたが、渡してあった音源どおり、インテンポで速さが半分になるように叩いてくれました。
そうか、こう演奏すると気持ちいいよね、と再認識させてもらいました。
そんなわけで、リハは順調に進み、11時半には終了。

スタジオを撤収して会場へ。
受付をしてお弁当をもらい、この日「デキシーQ’s」が演奏する「BAR COYOTE」に向かいました。
一日目のお弁当は助六寿司、二日目のお弁当は幕の内と決まっているようです。毎年同じ。
他のメンバーも、今年は満月廬にお昼を食べに行かず、BAR COYOTEで他のバンドの演奏を聴きながらの昼食。
私は、一日目では演奏終了までビールを飲まなかったのですが、二日目はお弁当のお供が生ビールでした。


12:00からの一番手は、「デキシーダンディーズ(工学院大OB)」です。


毎月のクール&ホット・ジャズバンド銅羅ライブでご一緒させていただいている、トランペットの高相さんがバンマス。
クラリネットは、我らがデキシーショーケースの、菅野さんです。

1. Lover Come Back To Me
へえ、高相さん、珍しい曲を選んだなあ。デキシーではあまり演奏しないよね。
2. Apex Blues
3. Lover
この曲も、デキシーのバンドでは珍しい。3人のクラリネットによるアンサンブルでした。
4. Indiana (村井さんvoに入る)


5. Do You Know What It Means To Miss New Orleans (村井さんvo)
6. Maryland My Maryland
7. That's A Plenty

バンマス高相さんの個性が出た選曲で、ベテランメンバーによる手慣れた演奏の、素晴らしいステージでした。
学生時代に結成以来、46年だそうです。


13:00からの二番手は、「シカゴデュークス」の登場。
トロンボーンのいっちゃん(明石さん)がいるバンドです。

1. ビューティフル・オハイオ
2. Swinging The Blues
3. オー・マリー
4. ジプシー
5. ロシアン・ララバイ


6. 世界は日の出を待っている

おお、これも面白い選曲だなあ。バンマスは、コルネットの河上さんです。
最後は、お客様のリクエストに応えて石井さんのバンジョーをフィーチャーした「日の出」で軽快に締めてくれました。


さて、14:00からは「デキシーQ’s(群馬)」の出番です。
14時前のバンド入れ替えの時間、店内は、シカゴデュークスの時から聴きに来ていたのーじーさんを残し、誰もいなくなってしまいました。
誰か聴きに来てくれるんだろうか?と不安になっちゃいますね。
BAR COYOTEは、地下にあるお店で入り口も分かりにくいので、お客さんがふらっと入ってくることは無い。
やあ、来てくれました。ありがたや。
HC爺ちゃん(垂井さん)が単独で。
NORIさんがお友達と二人で。
ゆQさん、ちらみさん、わかこさんが連れだって。
他のメンバーのお客様も含め、店内のお客様は、ほとんどが身内といった感じでした。
のーじーさんに私のカメラを渡し、写真を撮ってもらいました。

NORIさんも、撮った写真を送ってくれました。

1. Shine
OKIグループの社員が集まって結成したバンドです、という紹介をした後で、それでは最初の曲はシャインです、という選曲。
2. Just A Closer Walk With Thee
リハでやったとおり、バッチリ決まったと思います。
3. Hello, Dolly!(kaji-vo)
前に出て、歌いました。
4. Finlandia (2009Ver.)
2009年版のイントロは、讃美歌バージョンで。
5. The Sheik Of Araby
次の機会には、歌いたいものです。
6. Corrine, Corrina
ゆったりとしたブルースは、気持ちいい。
7. Struttin' With Some Barbecue
この日は、高速テンポでした。
8. High Society
DQの定番曲です。

BAR COYOTEは、お店が広くて音響も良く、とっても演奏しやすい。
気分も盛り上がり、気持ちよく演奏できました。
応援に来ていただいた方たちのおかげです。


15:00からのBAR COYOTEでは、再びいっちゃんが登場して、宇野昌一(Tp)&Lazy Cats<ゲスト>松平恒和(cl)の出番でしたが、私は次の演奏会場であるELSAに向かいました。
このバンドも、聴きたかったんだけどね。


ELSAでは、「菊地一成(B)デキシーペコ」のステージ。
菊地さんとは、今年8月の笹塚でご一緒して以来、顔見知りとなりました。
クラリネットは、菅野さん。トランペットは、高本さん。バンジョーは、坂本さん。ピアノは、かおりさん。


トロンボーンには、本来は薗田勉慶さんが入るようですが、他のステージ(トロンボーンサミット)と重なっているため、折橋さんが助っ人に入っていました。


勉慶さんも、ステージの間に駆けつけ、1曲に参加。
1. Baby Won't You Please Come Home to
2. Some of These Days
3. It's A Long Way To Tipperaly
4. I've Found A New Baby
5. アンティーベ
6. 12番街のラグ

途中、次のサッチモーズへの出演のために控えていた小出さん(ds)も菊地さんに呼び出されて演奏に参加し、その時にはドラムスの大久保さんがウォッシュボードで前に出ました。


15:50に、「佐藤政朗(Tp,Vo)サッチモーズ」の出番ですが、メンバーが揃いません。
16時近くなって後藤さんが駆け付け、やっと演奏開始となりました。


写真で、手前の水玉模様の服を着た背中は、佐藤さんの奥様です。
飲んでいるビールは、当然、佐藤さんがお勤めのキリンです。
美形ですが、後ろ姿なので残念!
この日のクラリネットの助っ人は、小倉さん。
ドクターデキシーセインツのリーダー、百戦錬磨の方です。
1. Hello, Dolly!
2. On The Sunny Side Of The Street
3. My Blue Heaven
4. Basin Street Blues
5. Black And Blue
6. Someday You'll Be Sorry
7. What A Wonderful World
というこの日のメニューは、約束事が少ない選曲でした。
さらには、前のバンドを聴きながらもビール(もちろん一番搾り:佐藤さんのキリン)を飲んでいい調子だったので、気持ちよく演奏できたのでした。
ELSAは、音が響きすぎる環境ですが、佐藤さんのファンがたくさん詰め掛け、お客様がたくさん入ったので、響きが緩和されました。
私のお客様も。デキシーQ’sで一緒に演奏したカトウジンさん。
ゆQさん、ちらみさん、ワカコさん御一行と、のーじーさん。
響きの緩和に、貢献してくれてありがとう。
おかげ様で、演奏しやすかったよ。


写真は、またまた、のーじーさんに撮ってもらいました。ありがとう。

16:40(開始が遅かった分、10分押し)、新宿トラッドジャズフェスティバルの昼の部全日程が終了。
とても楽しく、気持ちよく演奏できた一日でした。
でも、まだ終わりません。

まずは、デキシーQ’sの打ち上げ二日目。
要通り(お祭り広場そば)の庄助にて。
初参加のカトウジンさんともご一緒し、楽しい反省会でした。

夜の部の、ひだり馬参加型ライブが始まるので、お先に失礼し、ひだり馬へ。
18時前ですが、すでに、演奏がガンガン始まっていました。

この日のひだり馬は、昼間に新宿トラッドを楽しんだ人たちがたくさん集まり、超満員。
プロも含めたミュージシャンがたくさん参加し、いつもにも増して楽しいライブとなりました。


サッチモ佐藤さんも、いまむら直子さん(p)の伴奏で、まだ銅羅ライブでは歌っていない「La Vi En Rose」を歌ったり。
私も、「Basin Strret Blues」や、「Dark Eyes」をやらせてもらいました。

二日間の楽しいイベントを、さらに楽しく締めくくることができました。
充実した二日間でした。